印刷ブログ
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夏場の窯乾燥は暑い

特殊インキで高温焼き付けしなければいつまでも乾燥しないインキがある、ガラス用や鉄用で最低でも150℃を30分ほど、常温で翌日まで放置してもベタベタなので強制乾燥は必須だ

今回は小さな円柱形の成形物にほぼ1周の印刷、始点と終点がほとんど余白が無いので難しい印刷だ

 

冬場はストーブのようにあたたかくなるのでちょうどよいが、やはり夏場は場内の気温を上昇させてしまうので熱くなる。少しだけ隙間があり、そこからやはり熱が漏れるのであろう、ゴムパッキンの劣化かと思うが、なかなかすぐに交換できるものではない。とりあえず温度があがるので使用しているが、日中には使いたくないかまだ。

 

夜21時過ぎに印刷を終え、そこから1時間ほどかけての温度上昇に乾燥。30分ほど焼き付けたところでスイッチを落とせば翌日には30℃くらいまで落ちているからちょうどよい。しかしこれが8月だと翌日でも窯のなかは50℃くらいだ、10時間経過してもあまり温度が落ちないので夏場は使用は避けたいが、夏場だから温度上昇が早い。逆に冬場は温度上昇が遅い、どっちもどっちかな(笑) すべてうまくいく世の中ではないので試行錯誤で楽しむしかない

土曜は雨の中のBBQ

土日は悪天候ではあったが、意外と天気予報が当たらない。。。大雨らしかったが、土曜の夕方は小雨、ところどころの晴れだった。

 

前々から予定していた地元の知り合いの企業様の高台のテラスでBBQ大会、懇親会の後のBBQではあったがお邪魔させてもらった。大人のBBQ大会ということで上質な肉、知り合いの肉屋さんからイチボという牛のテールの希少部位2kgを仕入れてもらい、塊のまま持参し、その場でさばいた。余計な脂身を包丁で丁寧にカットし、分厚いステーキにした。大人4-5名ではあったが2㎏があっという間になくなった。梅雨時期ではあるが自然が多い山の中は湿度が低く快適だ。新潟に住んでいてよかったと感じるそよ風に自然の中でのBBQ。こういった気分転換ができるので日々の激務にも耐えられる。街中の焼き肉屋に2人で行っておつりがでるくらいの原価だ。これぞ節約をしながら旨いものを食べる技かもしれない。一人あたり2000円もしないで上質な牛肉をたらふく味わった。

 

おいしいところを少し味わえばよい、という年齢層が集まっているので、おいしいところだけ。。農業と漬物工場、味噌屋さんを営む会社さんで地場産の野菜を味わった。もちろん添加物はない、自然のものばかり。初夏のナスがおいしい。

 

夜22時ころまでテラスでゆっくりして帰宅。日曜はオセロ大会に出る子供が風邪をひいたので中止となり、急遽午後からは仕事をした。ある程度できたので今週の急ぎはなんとかなるが、それでも月曜からフル稼働になる、数件だけ急ぎを仕上げ、後は私でなくともできる案件が待っている。6月も終わり、今年の半分が終わった、月日の経過が早い、それだけ充実してるのであろう。8/1からは地元長岡市の大花火大会だ、今年は木~土のスケジュールなので混雑が予測される。混んでいるときこそその場を離れ余裕を持ちたい、その分お盆は稼働する予定だ。

カンナにシルク印刷

小さなカンナ、大工道具ではなさそうでとある食品を削るためのカンナらしい。数量は50個ほど、シルバーで1色。表面にコーティングされているのでSG740と硬化剤、60℃ほどで温風乾燥。

 

シャープに印刷を再現したいとのことだったので、版を作り替え以前の270から300へ、多少はシャープになるであろう。355でもよいが銀粉が粉末で355メッシュだと再現性が悪いので、ここは最大の300メッシュで。

 

梅雨時期でジメジメが始まった、製版がやりにくい時期になってしまったが、これはどうにもならない。今週はあと数件ほど急ぎを仕上げることになる

デニム生地にシルク印刷

とある取引先よりの依頼、デニム生地にロゴを1色、これでとある商品を作成するらしい。デニム生地なので色の沈みが激しい、高濃度インキで2回刷り、3回すればもっとはっきりするが、サンプル時は高濃度インキがなかったので仕方なく在庫であったSG410で急遽提出

 

その時は5ストロークやったが、やはり濃度が無い。本番は高濃度インキを購入すると伝えたが、サンプル時より濃ければOKという難しい色指定、、、人の判断で異なるが、写メを送付し、それでGOとなった。今日明日ですべて仕上がり、来週送付。今週はある程度終わったが、今晩は2mを超える大きなアルミ板が持ち込まれ土曜までに仕上げなければならない。

 

やったことはあるのでそれほど心配でもないが2mにもなるので、版の洗浄が大変だ。2種類各1まい、刷るのははやいが、位置合わせと版の洗浄で2枚だけでも2時間はかかるであろう。。土曜日は知り合いの軒先でBBQ予定だが、雨らしい。せっかくの土曜なので晴れ間が出てほしいと祈るばかりだ。

難題の紙コップ回転シルク印刷

専用のジグと機械があれば難題、、、とまではいかないが、今回は急ぎで小ロット。専用のジグを作成し機械を買うわけにもいかないので、自力で自作した

 

2日前寝る前に頭の中で趣味レーションを行い、それを先日の昼休みの間に実行してみた。ほぼドンピシャと言えるほどに理想通りに印刷ができた。紙コップは柔らかいので中に固い円形のジグを入れなければ刷れない、しかし数年前のスクイズボトルという柔らかいボトルで苦労した時の経験をもとに、シュミレーションをしてみたがこれが見事に成功した。

 

合計個数は300個、幸いにも予備があるのでNGが出てもなんとかなるが、やはり自作の無理やりの印刷なのでNGが出てしまう。買取は覚悟しているが、単価は安いのでこれも経験UPとしての勉強代として構えている。始める前は受けなければよかったと後悔するほどだが、できてしまえばこれが技術向上と経験となり、他社ではできないといわれる小ロットの紙コップ印刷ができる。しかし1回使ってすてるものなので単価は安い、これだけ苦労してやっているには浮かばれない単価なので宣伝はしないほうが良いと思った(汗)

 

地震が多い

昨晩の夕飯を食べているときに関東地方での地震速報がはいった、幸いそれほど強い地震ではなかったが、朝もあったそうだ。新潟県では先週に地震があり、今度は関東地方だ。取引先から地震のリスク回避のアンケートのようなものが届いたが、いつやってくるかわからない天災なのでどう答えようもない。ただ生きるだけだ。

 

幸い家屋が倒壊しなければ弊社はアナログ技術ですぐに印刷を開始できる、が、そのまえに物流が止まればどうにもならない。電気が止まってもなんとでもなる、食べ物もこれから始める農業でなんとか食べて行ける自信があるので、言葉は重なるが地震に対して何がきても生きて行く自信はある

 

今週は数件ほど急ぎがあり、2件はなんとかなるが、1件はジグ作成から試行錯誤まですべて一人でやらなければならない難題だ。それも納期が短い、受けなければよかったと後悔してしまうほどだが、いつも最後にはなんとかなっている。無理をすればできるという変な自信があるのもこれまた私の困った性格だ。

 

週末は子供と出かけた、少子高齢化の社会ではあるが親になって初めて子供のありがたみと自分のことが理解できると感じている。これから先ますます少子高齢化が進むであろう、今よりも厳しい時代がやってくると思っている、そんな時代にたくましく同じことをせずに人と違うことをすることで生きてゆけると強く思う。同じことをすれば競争にさらされるだけだ、違うことをすれば競争にならない、その代わり想像力、忍耐、そして精神力、最後はサバイバル力だ。子供がどう成長するかわからない、しかしなんだか癒される。

土日は比較的のんびりと 食の宝庫新潟

先週の地震からだが、震源地に近い下越地方の北の方以外は全く問題はなさそうな週末だった。新潟県は南北に長い、軽く200kmは距離がある。週末は土曜に1つだけ修正する印刷案件があったので、商品の到着を待ち仕上げた。金曜の夜にセットをしていたので、到着後5分で仕上がった

 

土曜日の午前中は健康診断の予約を入れていたので、そちらを優先したが、工場に戻ったら商品が到着していたのですぐに印刷、強制乾燥をさせヤマトで出荷した。やり直しにはなったが、納期通りの月曜には到着しているであろう。午後からはいろいろな用事をすませたりして、ゆっくりと過ごした。健康診断でバリウムを飲み下剤を飲んだのであまり調子が良くなかったので早めに寝ることにしたが、それでも寝たのは24時だった。しかし印刷をした後、横になったら3時間ほど昼寝をしてしまったが、これが気持ちよかった

 

日曜日は仕事をしないと決め、朝から夕方まで家族で出かけた。いろいろな場所にいったが地震など全く関係のないくらいどこも通常稼働だった。地震があったといわれなければ覚えていないくらいかもしれない。午前は海辺の自然派カフェで食事をし佐渡産の鰆の漬け丼に自然食材の小鉢を食した、天気予報に反して太陽が出て、外のテラスでゆっくりと座り食事をした。もちろん外のテラスなので虫がやってきたが、虫がやってくるだけ自然の食材そのものだ。逆に虫がやってこない食事は化学肥料に化学薬品漬けの添加物だらけの食品だと思ってしまう。自然の虫達が寄ってくる食材こそ本当の食事だ。虫が来ても気にせず食べることが本来の食事でもあり、本当の食事だ。

 

その後近くの酪農家直営のジェラート屋さんに行き、ジェラートを食べた。あとはのんびりと海岸線をドライブし、夕方には帰路についた。子供とゆっくりできたのはよかったと思う。

 

改めて感じたのが新潟県は食の宝庫だ、先週から別事業で自然栽培を開始したが、自然栽培の農作物を提供し始めるレストランが徐々に増えてきている。しかしまだ完全自然栽培にはなっていないと思う、減農薬無農薬は多いが、周辺の環境次第では周りが除草剤を使ったり農薬を使っていればせっかくの無農薬栽培も侵されてしまう。

 

私が借りた場所は最高の高台ではないが、高台に近い。周りの地主さんの理解もあり除草剤散布はされずに手で草刈りをしてくれている。ありがたいことだ、あと数年もすれば一番高台にある畑を借り、本格的な自然栽培農業を始める。もちろん私は印刷事業に集中することになるが、子供から手がはなれてゆく妻に自然栽培農業をやってもらい、そちらを第1次産業の事業として軌道にのせたい。いくら不景気になっても人間は食べることをやめれない、不況対策でもあるしこれからの農業、恐らく10年20年先ではあるが自然栽培が主流になる時代が確実にやってくると確信できるからこそおこなう事業だ

先日は午後から地元長岡市の酒蔵へ

酒造会社へ、と印刷とは全く関係ないと思われるかもしれないが、酒好きで地元長岡市を活性化させたい思いが20年前くらいからあった。当時はアメリカで仕事をしていたが、どこでもおいしい日本酒が手に入らず、見るものは大手のそこそこ(私的には料理酒程度、、)の日本酒がアメリカ市場にたくさんあった

 

知り合いのアメリカ人も普通の日本酒を飲んでいたが、新潟生まれ育ちの私にとっては全く物足りなかった、、、20年前だが、当時はまだ新潟の酒も海外にほとんど出ていない状態。たまたま帰国した時に地元銘柄(今では世界的に有名になっているが、当時はだれも知らない程度のブランドだった)の大吟醸を数本購入し、アメリカに持参して友人とのパーティで試飲させた

 

皆絶賛だった、どこにこんなおいしいフルーティな日本酒を隠しているんだ、と言われるほどだった。当時私はまだ22歳の若造でビジネスなど知らないが、これほど絶賛されるとはと驚きもあった。それから数十年、、父親の他界で長岡市に戻り、今のスクリーン印刷を継いだ。しかし当時の思いが忘れられない、戻ってきた長岡市もシャッター街になっている、このままでは住んでいても面白くない、活気が必要で地元活性と思い、別事業で日本酒の輸出を始めた。もちろん国税からの輸出免許も取得し、サイドビジネスではあるが少量で輸出をしている。

 

もちろん特殊印刷と同じく、大手が参入しないニッチな市場とターゲット層だ。とある銘柄、それも小さい蔵だがファンが東南アジアにいる、そこでなんとか直取引ができないかと知り合いを通じで紹介いただき、商談をした。これからはビジネスとして直取引ができ、輸出ができる。

 

お中元時期だ、お中元のやり取りはあまり好きではないが、お世話になっているお客様には新潟の食を勝手ながら送っている。私なりの新潟自慢とPRであり、おいしいものが食べれる新潟県を少しでも勝手ながらPRしている。いつかフラッと出かけるついでに新潟県にお越しいただければという想いも込めてある。お中元だけでは表現できない、味わえない食がここにはある。やはり産地でとれた食材をすぐに食べるのが一番うまい。

 

先週から自然栽培の農業にも参入した、いずれも小ロット小規模だが、食はいくら不景気になっても人間食べることはやめない。もちろんアルコールは嗜好品ではあるが、それでも息抜きで必要だと思う。今週も早かった、充実しているのであろう。土日は少しだけゆっくりしようと思う、本格的な梅雨が来る前に子供とでかけようと計画している

 

白衣10枚にシルク印刷

どこかの祭りで使うのであろうか、白衣10枚が持ち込まれた。事前の問い合わせは無し、できるかできないかよりはやってほしい的な。。。

 

弊社はアパレル系は設備が無いので積極的に受けていない、インキや乾燥設備が異なるからだ。しかしできないことはないし、できるでしょ?的な感じで、、、ということでやった。

 

問題は乾燥だ、大きな白衣なので刷るにも力がいる、そして乾燥もドライラックではなかなか綺麗に配置できない。10枚なのでハンガーにかけて、前を洗濯ばさみのようなもので止めれば印刷面が重ならないで乾燥できる。

 

しかしこう白衣がならぶとなんだか異様な光景だ、、白装束とでもいうのであろうか。一番の大変なところはたたむ作業だ、これは手馴れている年配の方にやってもらおうと思う。

 

アパレル印刷、基本あまりやりませんが、どうしても~という場合はご相談ください。できそうならばやってみます(笑)

 

地震があったが弊社は問題なかった

昨晩は早めに仕事を切り上げ、22時には工場を出た。途中同級生の経営する焼き鳥屋に立ち寄り、1杯やろうかと思い1杯目を飲んだところでなにか音が鳴り響いた。

 

地震速報だった、山形県沖らしい、近いといえば近いし遠いといえば遠い、新潟県は縦横に長い県で私のいる長岡市からだと80kmほど離れている。地震速報の1分後くらいに揺れがやってきた、体感ではあるが震度3くらいかなぁ、と思いネットのニュースをみたら5弱と出ていた。おそらく地盤により異なるのであろうが、私がいる長岡市の中心部はおそらく3か4程度だ。

 

余震があるかと思い早く引き上げるお客さんもいたが、私は続けて飲みネットで無事を投稿して、帰路についた。途中居酒屋等もあったが、みな何事もなかったように飲み続けていた。町も車が行き来していて普段となにもかわりない風景でもあった。

 

一応帰路の途中で工場にたちより、何も問題がないことを確認し、そのまま寝ることにした。余震が気になり寝つきが悪いかと思えば、逆に目が覚めずギリギリまでねてしまった。

 

地震だと様々な支障が出る世の中だが、弊社には仮にライフラインが止まっても仕事が止まらない知恵がある。印刷はほぼ手刷りなので、動力を必要としない。仮に電気が止まったとしても手刷りだから刷れる。唯一バキューム台がつかえなくなってしまうが、スプレーノリで代替できる。電気がつかなければ明るい倉庫に移動し、刷ればよい。製版ができなくなると思われるが、製版も日光さえ出ていれば太陽の光で製版ができる知恵があるので心配ない。人間さえ無事であればライフラインがどうなろうと印刷ができる。

 

普段通りの営業開始だ、ご心配いただいたかたに感謝申し上げます。長岡市は問題なく平常通りです。

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