印刷ブログ
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アクリルへ裏刷りシルク印刷 2色

年末前に連絡があった、遠方のシルク印刷職人さんが脳梗塞になり急遽弊社で行うことになったアクリルへの印刷。版、インキ、ジグがすべてそろっているから何とかなるという案件でもあったが、蓋をあけてみればそう簡単に進むものではなかった

 

以前の職人さんがだいぶ苦労されているのを実感しながら行った2色印刷。1色目は文字列なのでジグは問題は無い、問題は2色目だ。ベタ面が多いのでジグに入れても版に付着する率が高い。形跡からして以前の職人さんは角に両面テープを付着させ、版への密着を防いでいた模様だ。しかし表面に粘着が残るので、恐らく1つ1つアルコールか何かで落としていたのであろう。相当な苦労だったと感じられる。

 

幸いにも成形ができる会社様よりの依頼だったので急遽ジグに穴をあけてバキュームで吸い上げる方式に変更したが、やっつけのジグなので吸着が悪い。。。最初はうまくいったが、やはりインキの粘度が変わるにつれてくっつきやすくなってきた。希釈を上手に調整してなんとか仕上げたが、これは大変だ。

 

インキもアクリルだからSG740で刷ろうと思ったが隠蔽性が悪い、幸いにも弊社に在庫で少し残っていたアクリルの隠蔽性をよくする2500インキがあったのでそちらに切り替えたらほぼほぼ解決はできた。しかしもう少し慣れを要する案件だ。取り急ぎ年始分の急ぎを仕上げ、朝から納品。年始早々急がされる案件ではあったが、1/2より稼働を始めた私にとってはなんとか間に合った案件だ。年始早々日曜まで稼働したが、2020年どのように世の中が動き出すかはわからない。ただひたすら案件をこなし、そして新しいことにもチャレンジしなければならない年になると思っている

PPマチ付き袋にシルク印刷

とりあえず年内に1000枚欲しい、というPPの袋、片面1色だったので何とか間に合ったが、果たしてこの時期の物流会社が指定通りに配達できるかまではわからない。

PPコーティングされているので、PPTインキを使用。細い線がおおいので、希釈はT-950で目詰まりを防ぐ

前もって多忙になり物流もパンクする時期だとわかる年末年始だが、なんだか毎年12月は師走で忙しくなる。これをどうにか変えなければ働き方改革はたんなる絵に描いた餅だと感じる。

 

あらかじめわかっていること、年末年始のあわただしさ、それを回避するには早めに計画をすればよいと思う。今年も年賀状の季節がやってきたが、毎年なんとか間に合わせるほどのペースで無理がでてきていると判断し、今年からは元号もかわるとあって、1/1に書くことに決めた。配達員も人出不足、はがき代金もUPしいている、それよりも正月の休み、しかも朝早くから配達をしなければならない年賀状が今の時代にあわないのでは、と思ってしまう

年内最後の急ぎの木札

今週になって急ぎで神社の木札が欲しいと、、それも元号がかわっているのでデータと製版も必要。

 

なんとか仕上げて、無事昨日納品。もっと早くわかっているかであろう案件だが、これで今年の急ぎは終わってほしいな(笑)

 

今年もあとわずかとなっているが、年内の急ぎは終わり、あとは来年納品の案件を順次進めているので年明けの慌ただしいことはないと思っている。1つだけ難題があるが、それもすべてテスト済み、あとは刷るだけだ。

ステンレスの板1枚にシルク印刷

何かの表示板らしいが、1枚。ステンレスなので密着度を上げるためにSG740か1000でも良いのだが、幸いにも弊社には1690Nインキが在庫であり、且つ先日のマグも1690Nだった。

 

ついでにもう1回マグを焼き付けしてしまおうと思い、こちらのステンレスも1690Nで印刷、同じ釜に入れて高温焼き付けを行った。1枚だが製版もする、印刷には変わりがない。昨日来てすぐに欲しい、、この時期にそこまで無理を言われてもどうにもならないが、フラットでジグが不要、且つそれほど難しくない、ついでの製版もできたので即日仕上げとなった。

 

今週はあと1件現場刷りが金~土と待ち構えている、日曜日は取引先が今まで依頼していたスクリーン印刷職人さんが脳梗塞になったらしく、急遽年内に仕上げてほしいという案件の準備だ。何十年もの経験を積んでいる職人さんの仕事がすぐにできるかどうかなどわからないが、ひとまず日曜日をフルに使い、試行錯誤しようと予定している。

 

今年もあとわずかだが、あと数件の難題を終わらせれば終わりが見えてきている。そういえば昨日も嫌な予感がしたが、また例の原因不明の高熱に見舞われた。夜中に39℃、朝おきたら38℃だったが、インフルエンザではないし風邪ではないことはわかっていた。午前中は少しだるかったが、そのまま仕事を続けたら夕方にはある程度回復したと感じた。無理はできないといつもよりは2-3時間早めに寝ることにした。

大きな机の脚にシルク印刷

大きな机、脚の部分7つにシルク印刷。製版を行い、版と脚を固定できるような簡易ジグを作成。あとは刷るだけだ。何度もやったことがあるので、慣れている。しかし大きいので取り回しと扱いが困難だ。。。それ以外は場所、台数が多い場合は現場に向かい現場で印刷をする

 

今月は3回も現場刷りがあった、距離が近いので良いが、100km~200kmくらいの場所であれば物流を考えれば現場に向かった方が良いと思っている。この先出張印刷の需要がどうなるか、楽しみだ

Colemanのクーラーボックスにシルク印刷

相当大きいクーラーボックスなので通常のシルク印刷台では不可だ、かといってリフトUPする台でもダメだ。。。

 

となればホールド手刷り台をはみ出すように版をセット、固定も2個の固定ジグで版ズレがないようにしっかりと固定。あとはクーラーボックスにポジを貼り付けて位置を確定。

 

そのままポジを外して印刷。2個だったが、1つ1つ位置合わせを行い仕上げた。地元長岡市のバスケチームか何かの寄贈品らしい。こういう小ロットが弊社の得意分野だが、ここまで大きいと難題にもなる場合がある

スリッパにシルク印刷

よくあるホテルなどのビニール製のスリッパ、あまり進んでやろうとは思わないが、ここ最近頻繁にくるようになったので弊社にあった専用ジグを少し改造し、作業性をUPした。

 

とは言っても手作りのジグではあるが、、、80足分、1時間ちょっとで完了。だいぶ慣れてきた、ビニールだが合皮にも見える、SG740でも良いがSG410の方が密着性とスリッパでは刷りやすいインキだと思い、最近はSG410を使用している。もちろん硬化剤はいれないで完全密着だ

 

扇形に刷る シルク印刷

成形物の状態によっては、刷り方を少し変える。今回は特殊なもので大きさもあり、障害物もある。まっすぐ刷ってはあまり綺麗に出ない、ビニール風の素材の成形物なので印刷面のビニールの空気が出るようにわざと扇形に刷る

 

それで解決ができる、綺麗にすれる。半自動機ではできない、手刷りでのコツが沢山ある。1つ1つ成形物を確認し、データの方向なども関係する。横から見れば単に刷っているだけに見えるが、実は奥が深い?!

 

合成皮革のパスケースにシルク印刷

合成皮革製のパスケース、おそらく 名刺かネームカードを入れる感じだ。

 

合成皮革なのでSG410インキ、細かいデータに抜きのロゴ。力加減でつぶれるロゴだ、白インキなのでコンクを使用、濃く出るよう120メッシュを使用、つぶれを考えれば150メッシュでもよかったような。。。

 

手刷りの力加減を操作し、ロゴがつぶれないように全数仕上げる・ほぼ問題はなかった、プロの目からすれば気になる個体が数枚あったが、普通にみればわからないレベル。こちらも急ぎ。師走の時期に1週間以内の納期だ

 

 

金曜に全数仕上げあとは梱包。今週はタイトな納期が多い、毎晩夜まで仕事だがあと数週間、頑張る!

折りたたみ傘5面にシルク印刷

傘への印刷はいつも行っているが、今回は5面ある折りたたみ傘の前面にシルク印刷。それも1面はバンドがあるので印刷ができない。バンドから1㎝離してなんとか、ということになったが、いざ量産になればバンドの縫い付け場所が個々で異なる。

 

それほど大きな狂いは無いが、たまたま私が最初に位置合わせに使った傘だけバンドの縫い付け面がかなり内側になっていた。そのほかは淵からほぼ2㎝程度なので無事仕上げることができた。総数は100本だが、5面なので500回。意外と時間がかかったが、2日で終わらせた。乾燥も5面なので印刷面がくっつかないように倉庫内に25本を広げ4行程にわけて仕上げた。

 

昨日は寒く途中みぞれ状態にはなったが、今日は雪マーク。どのくらい降るのかわからないが今年最初の寒波にはなりそうだ

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