印刷ブログ
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ノベルティの鏡にシルク印刷

美容室でノベルティで配る小さな鏡がある、こちらにシルク印刷。

素材はABSなのでABSインクでもSG740でも密着はするが、弊社の剥離試験ではなぜかABSの方がよかった。SG740でも密着するはずだが、セロテープ剥離と爪ひっかきで比較するとやはりABSインキの方が良い。しかしABSインキはアルコールに弱いのでどちらのインキが良いのか、最終的に悩んでしまう

個数は500個、弊社にとっては大ロットだ。それでも1日もあれば仕上がる、乾燥させ翌日に梱包、取引先にお届けというスピードだ。
mirror black

シルクスクリーンで厚盛り印刷をする

厚盛り印刷といえばバーコ印刷やUVインクの厚盛りが有名ではあるが、シルクスクリーンでもできる。どこまで厚くできるのか?と言われれば素材により異なるが、先日たまたまやっていたビニール傘、ポリエステル製で1mm程の厚を形成することができた。たまたまだったので、これは消去したが、どのくらい厚くできたかを画像だけ残そうと思った

特にやろうと思ったわけではないが、ポリエステルの傘はインクを吸いこむのでメッシュも粗い版を使い、インクも沈まないタイプで密着するものを使わなければならない。今回は濃い色の素材に白印刷だったのでなおさら沈みが目立ってしまう。

恐らくアパレルでも同じような印刷方法だとは思うが、それと同じやり方でポリエステル製の傘に白印刷を行った、少々厚盛りにしたかったが、みな綺麗に白が再現でき、沈みもほとんどない。

写真は厚くなった部分の再現だが、やはりフラットに綺麗に厚盛りはできていない。そもそもそれは無理な話だとは思うが、時間があればいろいろと実験をしてみたいと思う課題の1つにはなっている。

厚盛り印刷、蓄光インクのテスト等、やりたいことがたくさんあるので年末年始に時間を見つけてどちらかをやってみようかと思っている。

市販の傘、ビニールでもポリエステルでも、小ロットでの印刷可能です。お店の販促や予期せぬ雨に対応するサービスで揃えると良いかもしれません
atsumori

ポリエステル製のスタジアムクッションにシルク印刷

スポーツ観戦などで座席が硬いのでその上に敷くようなマットがある、ポリエステル製の表面で中にはスポンジ?が入っている感じのようなノベルティ商品だ。

こちらにロゴを印刷することになったが、このクッションが黒でそこに明るめの色を印刷しなければならない。本来であれば白を印刷、そしてその上に指定色を乗せれば完璧になるが、位置合わせができない商品なので1発勝負しかない。

本当はSG410インクがあればベストではあるが、あいにく希望の色を満たすにはマゼンタとウルトラオレンジが足りない。インクメーカーに少量売ってもらえないので各色を1kg買わなければならないが、SG410は高価なインクなので1kgも買ってしまえば赤字になってしまう。 どうすればよいかと解決策を考えなければならないが、幸いにもSG740がポリエステルに密着することは実験済みなので、寒い工場の中で希釈をせずにコンクホワイトとマゼンタ、そしてウルトラオレンジを混ぜ硬いSG740を作った。すぐに使うとやわらかいので故意に時間を経過させインクが硬めになるのを待ち印刷する。

沈みもあまりなく希望の色が再現できている感じだ、あらかじめ沈むと言ってあるので問題はないが、思ったよりも沈ますいい感じで再現ができている。版も120メッシュで作成したのでインクの出る量も多いが、細かい線もあるのでこれ以下のメッシュではできないと思っている。厚盛りができる乳剤も使用し、今日100枚を仕上げようと思っている。納期が木曜日なので水曜の夕方には発送しなければならない、場合によっては乾燥窯に入れなければならないかもしれない
leasure sheet for blog

とあるメーカーのポリカーボネート成形品へのシルク印刷

一見それほど難しくはないポリカーボネートの成形品へのシルク印刷、はい、難しくはありません(笑) ただインクが素材にしみこむのでやり直しができない素材となり、少々緊張気味ですが、弊社には素材を侵さずに消すことができる特殊溶剤があるので、とりあえず一安心ともいえます。この溶剤との出会いは数年前の見本市だったが、当初は臭いが少ない洗浄溶剤のサンプルとして提供されたものが、今では宝物になってしまっている。

こちらのポリカーボネート成形品だが、一番難しいのがそれを担当している方の柔軟性の無さと現場を知らないという理由かもしれない。。。 当初のメッシュは270だったが、それでもガタがあるというので、300に変更、それでもNGだったので、今回は355と写真製版の高性能フィルムで仕上げた。これでもNGとなればお手上げになってしまう。

位置もコンマmm単位でずれているという指摘があり、そこまで細かい精度を要求するならばと専用の治具を加工屋さんから作ってもらうことになった、そのコストがかかるが、、、それでもよいらしい。。コンマ何ミリズレたからといって色を重ねる案件でもなくまったく関係は無いとは思ってしまうが。。。なんとなく100という仕様を100に仕上げないといけないという担当者の方なのであろう。シルク印刷ではスキージの移動で多少のズレがでる、これは仕方がないが、ズレが出ても問題が無い案件とNGな案件もある。

こちらの案件を土曜の夜に仕上げ、日曜に発送。土曜の夜は飲みに出かけてたまたま取引先のスタッフの方と落合、そのまま意気投合して朝まで飲んでしまった。。。 そろそろ師走まっただ中、今週も忙しくなるので呑みすぎ注意かもしれない
porika

陶器マグカップへシルク印刷

陶器の四角いマグカップ50個へシルク印刷。

小ロットではあるが、なかなか難しい。マグそのものには注意書きでオーブンや高温を避けてほしい、、、となっているので焼き付け乾燥しなければならないインクが使えない、しかし使わなければ密着しない。

本来は1690インクでガチガチに固めたいがそれだと150~180℃まで上げなければならない、海外製の陶器なのでどうなるか不安だ、ということでこのような場合は1000インクで80℃程までで抑え気味に乾燥。それでも十分密着はしているしノベルティとしては問題ない。

陶器へのシルク印刷、小ロット可能です
cubemugforblog

ネオプレーンへのシルク印刷

ネオプレーンというウェットスーツに使うような伸縮性のある素材がある、こちらでできたゴルフクラブのシャフトカバーに社名を20個程シルク印刷があった

ネオプレーンはインクを吸収するので1回では白にならない。白の場合は2回3回と重ね印刷をしなければNGなので、位置合わせに位置ズレ防止で治具と対策をしなければならない。以前も行ったがその時はデータが細すぎて大変だったが今回はベタ面が多いのでムラが出ないようにしなければならない。こちらも難しいがそこそこ綺麗にできたと思う

ネオプレーン素材へのシルク印刷、可能です
wetsuit

市販カレンダーに社名を追加でシルク印刷

市販のカレンダー、トレーシングペーパー風?の紙100枚に社名を追加でシルク印刷があった。

トレーシングペーパー風だが、紙のインクは密着しない。なんとなくツルツルしていて、塩ビのように感じる。SG740で密着が確認できたのですぐさま印刷。100枚なのであっという間。

恐らくメーカーに依頼するとロットが多いのであろう、シルク印刷であれば50枚でも100枚でも社名を空欄に追加で印刷ができる。小ロットでの社名追加等、お気軽にご相談ください

calendar

大きな不動産看板

不動産屋さんが使う For Rentという看板があるが、こちらをシルク印刷で仕上げてほしい、という依頼が今週やってきた。

大きな看板といえばインクジェットでシールを貼ってしまえば安くて速いのだがデザインと色をみたらなんとなく理解できた。

色は黒ベタが看板の50%以上となり、文字列はヌキになっている。これだけのインクの量をインクジェットで出したら相当な値段になるであろうと思う。それ以外は細かいのでインクジェットで出してしまって、ベタの部分だけシルク印刷にしてしまえばとも思ったが、色が共通しているデザインがあったので色の濃目が異なると思い、やはりすべてシルク印刷にしなければならない。

製版は夜のうちに行い、乳剤は自然乾燥、半日かけて版をつくり今週後半からすり出せば希望の月末納期までに間に合うかもしれないが、一応100%約束ができるとは言っていない。大きな印刷ではかならず何かしらの問題が出たり製版でNGが出たりするので製版のやり直しで時間がかかることがあるからだ

大きな看板、どうしてもシルク印刷で印刷しなければならない案件はお問い合わせください

インド製のノベルティへシルク印刷

数年前までは中国製が多かったが、モノによっては最近はインドやパキスタン製といった製品が出てきている。特に布製のバッグだったり粗い木綿のような製品はインドやパキスタン製が多い。

恐らくコストが安いのであろう、ノベルティにはあまりお金をかけたくない、、、というのは理解できるが、こういった海外製の布製品は位置が合わない。100枚あったとしても1つ1つすべての縫製がことなるので、どの個体に合わせればよいのかがわからなくなってしまう。すべて同じ位置に印刷を~ ということであればもう無理なレベルになってしまう。

こういった場合はひとまずどれでもよいので位置合わせ用に取り出し、治具を作成する。そしてその治具と位置合わせの外側におおよそのラインをいれる。1つ1つ治具を挿入して印刷するが、その挿入具合により位置を微妙に調整するが、これはもうミリ単位での調整はできない。おおよそセンターに入っているように微調整を行い、最後はカンであわせて印刷するしかない。

海外製の布製品へ多色印刷は避けた方が良いと思う、それよりはノベルティなので多色はあまり見たことがない。

布製品への小ロット印刷、お問い合わせください
india

絵馬へのシルク印刷

時期的なものなのかはわからないが、絵馬へのシルク印刷依頼がやってきた。

絵馬でも色が9色もあるので、枚数と色数からして合計で5000工程以上の印刷となる。細かい色もあり最後は黒を乗せて仕上げるデザインだが少しのズレでもわかってしまうのでかなり緊張する印刷になる。

憶測ではあるが昔からやっていたシルク印刷の職人がやらなくなってしまったのかもしれない。絵馬でも2-3色の場合もあれば今回のように9色の絵馬も存在する。もちろん色数が少ない方が単価的に安くはなるが、、、こればかりは神様のいる場所で販売されているので値段がどうのこうのともいえない。

9色だが1日1色で進めれば2週間ほどで仕上げられる。1日2色もできるとは思うがほかの案件の事を考えれば朝から晩まで絵馬をやっているわけにはいかないし、乾燥にも時間がかかる時期になっている。

写真はひとまず下地の白と刻印の朱色を終えた状態だ。ここからあと7色を乗せていけば綺麗な完成系となる

絵馬へのシルク印刷、色数が多くても可能ですが、納期は長めにお願いできればと思います
ema

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