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陶器のマグカップへロゴ印刷

写真のような陶器のマグカップ、こちらへ小ロット印刷の依頼があった。まずはサンプル印刷、黒のカップへは白インキで、白いカップには黒インキを。

各1個となるが、サンプル扱い。サンプルがOKであれば量産、50個前後になるらしい。それでも小ロット、しかし弊社は小ロットが得意。

印刷方法はパッド印刷、白いカップの黒は問題は無いが、黒いカップへの白インキはコンクホワイトを使用。普通のホワイトでは沈んでしまい白が50%程度になるであろう、コンクホワイト(顔料が多い)で印刷すればホワイトが70-80%程度再現できた感じ

それでもパッド印刷のインキ膜は薄いので、完全なホワイトにはならない。2度押しすれば良いのだが、データ的に2度押しができないほど細い線がある(1㎜以下)。なんとか1回のパッド印刷でそこそこの色を再現

マグカップへの印刷、お問い合わせください

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ゴルフボールに少ロット名入れ印刷

ゴルフボールに名入れ印刷ができないか?という問い合わせがあった。ゴルフボールには何度も印刷をしているが、注意点が多少なりともある

1.インキの選択(硬化剤をいれなければショットのインパクト時にあっけなく剥がれてしまう)
一度試験をするためにあるメーカーのインキ+硬化剤を使い印刷したものを近くのゼビオというスポーツ店に持ちこみ、室内ショットをさせてもらった。ゴルフは昔やったことがあるので、ドライバーを1本借り、インパクトの来る部分を思いっきり何とも叩いてみた。結果剥がれる事は無く合格と判断。(よくある ダフッタ というインパクトだと恐らくインキは落ちるが、ボールそのものが変形するので仕方がないと思う)

通常メーカーはオーバーコートをしてあるのでメーカーの印刷部分は落ちないが、同じにするにはそれなりの設備とお金がかかると思われる。

2.データのブリッジ
球体に印刷することになるので、データを180度の線のままで印刷すると歪みがでる。データにブリッジをかけて故意に湾曲させて製版をしなければならない。この具合が難しい、1回でできる場合もあれば2-3回版を無駄にしてようやく綺麗になる場合がある

といったところであろうか

パッド印刷でのムラと斑点

先日のブログにも書いたがここ数日スランプが続いていた、巨大な成形物にパッド印刷をしなければならないが、文字も大きい。そこそこのベタ感もあるので、懸念してた色ムラと斑点が気になっていた。

もともとパッド印刷のインク厚は非常に薄いので透明の素材への印刷はあまり適していない。インク厚が薄い分それだけムラが目立つこととなり、更に斑点等も見えてしまう。斑点はすぐに解決できたが、インクのムラは素材を日向で透かしてみるとよくわかる。しかし通常視点から見る感じでは全くわからない。

いかに100%のインク分散に近づけるかが課題ではあったが、昨晩の様々なテストでなんとか解決策を見つける事ができた、よってスランプを脱出し、最終的なテスト印刷まで行う事ができた。

最終的には希釈とパッドを押すスピードが解決策となったが、これも素材と温度、希釈により異なるので何度もやらなければならない。コツをつかんだので本番が決まればスムーズにいくことは間違いない
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パッド印刷はまだまだ知られていない

去年の暮あたりから、ボールペンの名入れ印刷の依頼が増えてきた。それ専門に行っている業者は日本全国を探せば沢山あり、ペンまで全て用意してくれるのでノベルティが欲しい人にとってはかなり楽になっていると思う。

しかしながら、こだわりがありどうしても自分の気に入ったペンに名入れ、それも小ロットとなるとどこもやりたがらない。恐らく印刷だけでは利益が出ないので、ボールペンを大量に中国から仕入れて、ペンの方で利益を出しているのかと想像する。何十万本も買えば1本当たりの単価も相当安いのであろう、それはそれでビジネスになるとは思うが、むしろ私は小ロットの名入れの方に需要が多いと思っている。

弊社にくるボールペン名入れはいづれも極と言えるほどの小ロットで、20本~100本の間が殆どである。それも持込のペンなので素材はいつもわからず、インキの密着試験が必要になっている。

今日も200本程の持込ボールペン名入れがあるが、これは素材もインキも判明しているので、恐らく今日中に仕上げる事ができるであろう

またまた最速のパッド印刷

木曜日の午後はセットしてあったパッド印刷、ちいさなプルタブに1色を入れる仕事を500個こなした。当初は助手もいれて二人でやろうかと思ったが、母親が子守の為私一人での作業になった。19時過ぎには金曜の東京での印刷見本市に参加するため、夜の高速バスに乗らなければならない。遅くとも18時までには終わらせ、準備をして軽く夕食をとらなければ間に合わないと読んでいた。

15時から開始して500個終わるかと思えば、十分に時間に余裕があり、17時半過ぎには終わっていた。あとはもう半分の上部の印刷を来週行えば納品できる。

セットして軌道に乗るまでが長かった案件ではあるが、印刷が調子にのったら2時間もかからずに500個が終了。通常であれば長い納期がかかるのかもしれないが、調子さえ出れば1日の納期でも仕上げる事ができてしまう。

短納期のパッド印刷、小ロットのパッド印刷として今年はいろんな方に紹介できるかもしれない。
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パッド印刷 再度試験

昨日は大型のシルクスクリーン印刷が完了、無事終わったことでホットした。1mx1m程の大きなベニヤ板に4-5色で鶴と竜を描く、矢羽と呼ばれるもので、最初はそれほどでないであろうと思った案件ではあるが、今回はひと月に2回もリピートがあり、消費増税前の建築ラッシュの影響かと思いながら印刷を仕上げた。冬場の乾燥に、大きな印刷面積なので、今日一日寝かせて来週頭に発送できるようにする予定だ。夏場であればもう今からでも梱包することはできるが、冬場の乾燥が遅い時期は慎重に行わなければならないし、焦りでくっついてしまえば全てがやり直しになってしまう。

大型の案件が落ち着いたので、今日は小さなステッカー類を行う事になるであろう。そちらの製版をこれから行うことにする。昨晩のうちに乳剤を塗布してあり、自然乾燥してあるのでいつでも露光はできる。強制乾燥させれば乳剤の塗布後に5分もしないで露光できるが、コスト削減の意味もあり、私は常に夜に乳剤を塗布し、自然乾燥させるよう心掛けている。そうすることにより、微々たる金額かもしれないが、年々値上がり傾向がある電気代が節約できる。

乳剤の塗布の後に、昨晩は気になっていたプルタブの試験印刷を再度行った。パッドの角度を変えて何度か印刷してみたら、問題なく綺麗に出るようになった。いつも使っているパッドの中心部に傷が見つかり、それがインキを拾わない現象を出していた事にも気づいた。キズがあるパッドは使い物にならないので、致し方ないがそれを避けるように印刷すれば問題は無い。セットも無事完了したので、あとは時間を見つけて一気に500個仕上げるだけである。できれば今日の午後にやりたいが、月末ということもあり、何かとバタバタしてしまうので、来週初めにやることになるかもしれない
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パッド印刷試験がうまくいった

先日はベニヤ板への印刷依頼があったぶんの板を電動のこぎりを使いカットし、夕方になっていた。その後は別件のベニヤ板への干支印刷で、製版をしなければならなかったので、少し厚盛りにして版を作っておいた。その方が文字や細い線がくっきり出るようになるので、デザインによっては工夫をしながら製版をすることになっている

その後夜には来週納期になっているドリンクボトルへの名入れがパッド印刷であるので、そのための製版を行い、試験印刷をしてみた。ほんの数週間前も同じドリンクボトルへの名入れがあったのだが、その時の文字間隔が開いていたので、前回は300本のボトルだったが、2工程にわけたので600本と同じ作業工程になった。今回は文字の間隔が狭く、もしかすると1回で押せるかもしれないと思い製版、試験印刷をしてみたが、見事1回で印刷できる事が判明し、かなり気が楽になった。270本であるが、その2倍の工程をするとなれば急がなければ納期に間に合わない。しかし270本、1回の工程で終わらせることができるとわかれば、気が楽になる。

そのままフィルムの作成など夜に処理したい案件を終わらせたのが、22時頃になり、ちょっとだけ晩酌をと思い、近所の幼馴染の焼き鳥屋で熱燗におでんをいただいた。すっかり寒くなり、カレンダーも11月になっているので、そろそろストーブが必要になるであろう時期にもなっているが、残り2か月を有意義に過ごしたいと思う

連休明け 引き続きパッド印刷

今朝の新幹線で長岡市に戻った。昨晩は羽田空港に22時過ぎに到着したので、終電の新幹線が無く、事前に予約をしていた東京の晴海にあるホテルで1泊を過ごした。ツインの部屋でかなり広く、駅からもそれほど遠くない場所で、しかも朝食バイキングが入って3800円程であったので大満足であった。

本当は帰国後に1-2杯居酒屋で飲んでいろいろと考えたりと思ってはいたが、ホテル周辺がマンションや埠頭ということでそれらしきお店が無く、近くのコンビニで発泡酒を購入し、部屋で晩酌をした。

今日はひとまずたまっている書類やデータ加工を午前中に終わらせ、午後からは引き続きドリンクボトルへの名入れを続けることにする。夕方には長岡市の姉妹都市テキサス州フォートワース市から来日している若手企業家たちとの夕食会に招かれたのでそちらに参加し、交流を深めようと思う。長岡市とテキサスで何ができるかは正直なところわからないが、人がどこで何をしているのかはあってみなければわからない。何かの縁で仕事が始まるかもしれない。

ポリエチレン製ドリンクボトルへの名入れが決まった

先日は以前より相談のあった地元メーカー(スポーツ業界では有名で世界企業でもある)さんよりの、ポリエチレン製のドリンクボトルへの名入れ依頼が決まった。納期があるので、来週に始めようと思ったが、少しだけでも始めようと思い、50本ほど進めてみた。

問題なく印刷は開始でき、治具もしっかりとした物を作りガッチリと固定したので、パッド印刷で2-3回重ね刷しようとも全くずれが無い。ポリエチレン製の素材には特殊な加工をしなければインキの密着が悪いので、そちらに多少手間暇がかかる+インキも特殊な物を使うので乾燥が遅い。自然乾燥でも3日はかかるしましてや硬化剤を入れなければならないので長時間の乾燥を要する。インキの希釈率もうまく調整しなければインキののりや出が悪く、作業効率が悪くなるが、昨日の試験段階でそれらのコツをつかんだので、来週の量産刷ではとんとん拍子で作業が進むであろうと思う。

こちらのメーカーさんも地元では思うように印刷できるところがなく、たまたま弊社を見つけてきたようであった。いままでできなかった印刷を開始するようになり、2年経過、お客様を喜ばせる事ができる印刷ができるようになり、私もうれしいし、仕事がくるようになってさらに充実した日々を送ることができている。今回の案件は単価が低く、普通では合わない仕事にはなるが、仕事がなく暇にしているよりは何かやったほうがよい、という事で引き受けた。そういう時に限って急ぎの納期の仕事が連続して入ることが多く、日々残業に追われる事になる場合が多い。マーフィの法則なのだろうか、今までほとんど当たってはいる。

連休もあるので少しはのんびりと行きたいところだが、別事業の貿易関連での仕事があるので今日深夜の便でシンガポールとバンコクに飛ぶことになっている。帰国は月曜の夜中なので、連休明けの朝一からすぐに仕事が開始できるよう、今日は準備に仕事の前倒しでバタバタすることになるであろう

クリヤファイルにスクラッチくじ印刷

先日はなんとも同じような見積もり依頼が続いた日だった。クリヤフォルダ印刷作業中にクリヤフォルダ印刷の見積もり、それもカラー分解等が入る複雑な内容であった。

そうかと思えば朝一でスクラッチくじの印刷の相談も2件ほど別々の会社さんより、それも相見積もりでもなさそうな全く異なる内容であった。今では昔の銀色のスクラッチ用のインキを使わずに、透明な感じの印刷でこすると当たりかはずれがわかるような印刷になってはいるが、どうもその受けがよくないらしい。私も最近スクラッチくじをやる機会があったのだが、どうも削っている感触が無く、当たっているのか当たってないのかが見づらいという部分もあった。大ロットのくじであれば自動印刷ですませるしかないのであろう、小ロットの町ぐるみや小さな団体で使うようなスクラッチくじは昔からある銀色のインキをこするとカスが出てきて削っている感があるものが良いとも言われた。

時代に逆行するような感じもあるが、やはり私は古いながらも銀色のスクラッチの方がワクワク感があってやっていても面白いと思う。手間暇がかかる印刷なのかもしれないが、それなりの感動を与えることはできると思っている。

昨晩は週末にかけて試験印刷したドリンクボトル、それも微妙に凸凹がある物を引き取りにこられた会社さんに説明をして、2-3回パッドを押さなければ希望する色が出ない旨を伝えておいた。低予算で難しいのかもしれないが、もし案件が決まればやります、とまで伝えておいた。本来であればもう少し予算を出してもらいたい案件ではあるが、どうしても落としたい案件なのであろう、こちらとしては協力する事にした。それよりも仕事をしている時が私は一番気分が良いので、いくらになっても仕事を引き受けるであろうと思う。