印刷ブログ
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巨大なPP製プラダンにシルク印刷

地元長岡市に新規オープンした、シェラスコ店、Esta Gostosa様の大きな顔出し看板、2色をシルク印刷した。

縦が2m近く、横は1m、ここまで大きいシルク印刷は5年に1回あるかないかという頻度だが、幸いにも弊社には巨大なアルミ枠があるので、ここまで大きいポジフィルムは外注になるが、それ以外はすべて自社内でできる。

印刷も丸1日かかって仕上がったが、綺麗に仕上がったと思う。巨大なシルクスクリーンでも対応可能です。

長岡市にお住まいの方、新規オープンのEsta Gostosa様に是非一度立ち寄ってみてください。

https://www.hotpepper.jp/strJ001184233/
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卓上USBファンにパッド印刷

USB接続できる卓上のファンがあり、こちらの表面にロゴをパッド印刷

すんなりできると思えば、、、表面の部分をパッドで押すとすぐに凹むので、内側にあてが必要なのだが、4か所をねじ止めしてあるので、全て外さなければならない。そこまでやると時間がいくらあっても足りないので、なんとかできないかと3日ほど悩んだ結果でなんとか仕上がった。

PPなのでプライマー処理を行い、そこにPPTインキでパッド印刷。 黒い筐体なので白が負ける、コンクホワイトの1回刷りだが、それでも負けてしまう。あらかじめ了承を得ているのだが、できれば2回3回と重ねたいところだが、グラグラしている商品なので固定が難しい。カバーだけ取り外せば問題はないのだが、そこまでの時間もなければ分解にとんでもない時間がかかってしまう。

今週はUSBメモリにパッド印刷、マグカップの回転シルク印刷、ガラス製の商品1つ1つに異なる名称を入れるなど、急ぎの案件が待ち構えているが、連休前には仕上がるスケジュールで組んでいるので問題はないと思う

連休があければ冬本番がやってくるであろう、体調管理をしなければならない
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PP製のプラコンテナーに社名をシルク印刷

倉庫で使ったり工場で使ったりするPP製のコンテナー、様々なサイズがある。こちらに小ロットシルク印刷となるとメーカーの方では受けてくれないらしい。

今回は80個程、社名を2か所、黒1色で印刷。 アルミ枠が特殊なので弊社にないサイズだとどうしても新規で作成しなければならないが、弊社にある枠が入るアルミ枠がつかえるコンテナーであればアルミ枠を改造すれば十分使えるしコスト削減にもなる。

80個で近場の新潟県内だったので、搬入をしてもらったが、数量が多かったり遠いところの方であればこちらから印刷セット1式を持参して現地で印刷をしたほうがコストが安くなる。最近の物流費の上昇もあるので、これからは現場印刷という概念が必要になってくると思うし、弊社はその経験がある。

インキはPPTインキ、下処理でプライマーを塗布すればテープ剥離もしないほどきちんと密着してくれる。PPの添加剤というものがあり密着向上剤でもあるが、かなり割高なので余程の事情が無い限り使わないし、使っているというところをあまり聞いたことが無い。

プラコンテナーへの小ロットシルク印刷、お気軽にお問い合わせください。数量が多かったり遠隔地の場合は出張印刷で現場で印刷もできます。
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1.5m程のPP板に全面シルク印刷

PP(ポリプロピレン)でできている大きな板に全面シルク印刷のベタ2枚という弊社の得意な小ロット印刷があった。

インキはPPTで問題はない、あとは製版をせずに目止めのテープでOKとの了承を得てあるので、製版をしない分コスト削減ができる。板にベタで約1500x450mm程の印刷を行い、その後に業者の方で希望のサイズにカットする、それをすることにより希望の色が出てくる。

ここ連日深夜までの作業を行っているので少々疲れ気味だが、それでも22時くらいまでの作業で、その後はメールの返信や書類作業などを行っている。仕事も忙しいが私事でもやらなければならないことが山ほどあり、今週末はどちらかを使い集中してある程度終わらせようと思っている。

あとは梱包作業や細かい作業が残っているので日曜日を使えば終わると思うが、来週後半も大型のシルク印刷案件が控えているので休めないとは思っている。今年もあとわずかになるところまであっという間に時間が経過するような気がしてきた
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プラスチック段ボールのギザギザ

プラスチック段ボール(業界名ではプラダンというらしい)へのシルク印刷はかれこれもう何十年も手掛けている。

このプラダンは真の平らではなく、表面がギザギザしている。このギザギザにまっすぐに向かってスキージを引くとデザインがガタガタになって印刷される。その場合は故意にスキージを傾け斜めにするようにして印刷をすると綺麗に仕上がる。

そこまで気にならない品質ではあるのだが、やはり印刷する側にとっては綺麗に仕上げたい。プラダンはPP製なのでPPTインキで印刷をする。以前まではFPPだったが、最近はPPTインキを使用するようになった。

どちらも密着はあまり変わらない感じだが、なんとなくPPTインキの方が作業性が良いように感じる。

プラダンへのシルク印刷、小ロットから可能です。
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数をこなすには

弊社には1つだけ流れの案件が存在する、毎月10万個を超えるシルク印刷だが、機械を使用せずにすべて手刷りで印刷をしている。

10万個もどうやって手で印刷しているかと言えば図のような治具を作成し、1回で100個印刷できるようにしているからだ。100個でも気の遠くなるような作業ではあるが同じような治具が何個もあるので、それほどでもない。

かといって1日でも止めてしまうと月産の10万個に到達するのが大変になるので、コツコツ毎日続けている。こういう流れの作業は正直怖い案件でもある。いつどこで何がおきて無くなるかがわからないので、進んで受けることができない。ある程度の覚悟をもってやらなければたちまち流されてしまう。

私はできるだけいろいろな業界のいろいろな案件を引き受けるようにしている、先代の時代にあった流れの作業が止まった時の恐ろしさは若かった私にも強い記憶で残っている。世の中が不安定な今の時代こそ、いろいろなことに挑戦しなければならないと思っている

ちなみにこちらの案件はPPケースに細か文字を印刷する案件だ。PPへのシルク印刷、問題ありません。
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PP製のタンブラーへ回転シルク印刷

写真のようなタンブラーがある、どこそこの有名なメーカーらしいが、PP製のタンブラーでテーパーがかかっている

そのテーパー具合にもよるが、それほどの傾斜でなければデータをまっすぐにしたまま印刷ができる、テーパーの具合によっては治具の調整とデータの調整、両方を行わなければならない。

今回は100本程、ベージュと黒のタンブラーなので、ベージュには黒色で、黒には白色で印刷をする。版やセットアップは変わらず、色だけを変えればよいのでそれほど難しくはない。

治具を作成し、テスト印刷をしてみたが、位置も再現も問題はなさそうだ。あとは100回印刷するだけになるので気が楽になる。

こういった小ロットが弊社の強みでもある、今週中には仕上げてお盆前までには到着するような段取りにしようと思う。

小ロットのタンブラー印刷、お気軽にお問い合わせください
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PP素材 ポリプロピレンにパッド印刷

PP(ポリプロピレン)にはインキの密着が悪いが、それでも各インキメーカーよりPPに密着するインキが発売されている。密着というよりは無理やり付着させている、といった方が良いかもしれない。

いろいろな処理を行えば密着度が増すが、完ぺきに密着することがないのがPP素材だと思う。

パッド印刷でPPインキを使う場合には少々コツがいる。もちろんPP専用のパッドインキを使いすべてパッド印刷専用で揃えればよいのだが、小ロットの場合はそうもいかない。弊社ではスクリーンインキのPPインキをパッド印刷で使用している。もちろん何の問題もなく使えるがコツが必要だ。

シリコンパッドと転写のタイミング、インキ希釈を上手にすれば連続印刷も可能だが、やはり20-30個くらいで希釈を再度やり直さなければならないので、大ロットには向いていないかもしれない。大ロットの場合はパッド専用のインキを使えば解決する
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傘の取っ手にパッド印刷

市販のよくあるビニール傘の取っ手に印刷依頼があった。今まではビニールの傘の部分に社名やロゴだったが、取っ手に入れてほしいというのは今回が初めてだった

丸い取っ手なのでパッド印刷になる、素材はPPだが下処理を行いPPインキを使いパッド印刷で約180本ほど、刷りだしまで少々時間がかかったが、調子が出ればこちらのもので、どんどんと進み夜には終わっていた。

次はビニールの部分への印刷もあるが、パッド印刷での他の案件がありボールペンやマグカップへの印刷があるので、そちらを仕上げながらいろいろと案件にとりかかろうと思う。今週はかなりのフル回転をしているが、こういった日が続くと嬉しいしやりがいもあり仕事が楽しくてしかたがない

来月はどうなるのかもわからないが、1月は少々スローだった分ナーバスになっていたが、2月は今のところは忙しくなりそうだ
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PP ポリプロピレン素材にインキテスト

納得がいくまでの密着性がなかったので、インキメーカーにインキ試験を依頼していたものが戻ってきた。

結果は恐らくNGだとは思ったが〇がついているインキが無かった。弊社でもいろいろ試してみたが、メーカーの試験結果では意外なインキが△の密着性能であったのには驚いた。もちろん弊社にはないインキだが、素材に密着するであろうインキではない別の物が△だった。

今度使ってみようとは思うが、いまのところクライアントからの問題指摘は無く、完璧な密着を期待している印刷でもないので良いのであろうが、個人的には納得がいかない(お節介なだけかもしれないが)。。

PP素材への完璧な密着は難しい、しかし方法はいろいろとあります。1回刷りや下処理、2度刷りのオーバーコート方法等、用途によって使い分けをしなければならない素材でもあります