印刷ブログ
BLOG

今月一番多い印刷

クリヤファイルに名入れが続いている。クリヤファイルに名入れする専門の業者はいくらでもあるし、それ専用の機械を備えているのであろう。弊社はそのような機械は無く、全て手刷りでシルク印刷でこなしている。

色数が少なければ専門の業者のクリヤファイルと名入れ価格よりも圧倒的に安いということに気づいた。私もそのような業者がいると気づくまでは小ロットでそんなに高い値段を取っているのかと思うくらいで正直驚いた。それも仕方がないのかもしれない、どうしても機械をオペレーターに使ってもらい大量に印刷を受けているところに100枚だの50枚だのといった小ロットのクリヤファイルの名入れを依頼すれば手間暇がかかるので割高になるのであろう。

クリヤファイルも何十万枚と仕入れているに違いないので、そこへきて100枚の印刷依頼があれば自然と高くとるのは商売の流れなのかもしれない。その点弊社はお客さんが好きなクリヤファイルを持ち込んでそこに印刷している。ある会社さんは近くのホームセンターで1枚8円程で買ってきたり、とある会社さんはアスクルのちょっと高級なクリヤファイルを持参したり、厚みもいろいろあるのでクリヤファイルといってもそのメーカーや素材で見た目が異なる。やはり安い物はそれなりに安く見えてしまうが、そこをデザインと印刷でカバーすれば十分高級なクリヤファイルに化かす事も可能であろう。

現在行っているクリヤファイルの名入れはほぼ全面となり、2色でグリーンと黒になる。グリーンもDIC指定がありかなり鮮やかなグリーンで機械では出せない色になっている。これまたなんとなく春の訪れを感じさせるような色で印刷しながらうれしい気分になってしまった
1

クリヤファイルの日

先日はなぜかクリヤファイル印刷の見積もりが3件もあった。以前から見積もりをしていたものが正式に決まった案件が2件、新規で1件、来週中には仕上げてほしい、という急ぎも含まれる。

1件はカラー分解を行い、2色で再現する難易度の高い印刷であり、もう1件は普通に1色だがクリヤファイルのほぼ全面に印刷をしなければならない。もう1件は4色の小さな名入れでこちらが急ぎの案件らしい。幸いにも場内はそれほどバタついているわけでもなく、時間の調整はなんとかできる状態なのですべて問題なく印刷はできるであろう。製版を行わなければならないのでそちらが多少バタつくかもしれないが、それはいつもの事なのであまり心配はしていない。

クリヤファイル印刷もネット上では価格競争が始まっているので、シルクスクリーン印刷ではあまりやらないのであろうか、それでも小ロットになるとシルクスクリーン印刷で4色くらいまでなら安く仕上がる。私もネットのカラー印刷価格を見て最安値とうたっている会社さんの印刷価格を見て驚いたが、こんなにも高い値段でやっているのかと思ったくらいだ。どこも100枚前後の場合は最低料金を取る形でクリヤファイルの持込はできないところが多い。材料代で儲けを出しているかと思うのでそれはそれで商売として正しいとは思う。

弊社は材料の持込をお願いするくらい、材料の手配は極力やらないようにしているので、印刷代だけを安く抑えたいという顧客のニーズには対応することができる。

気づけばもう金曜日になっていた。週末は大ロットの印刷物があるので、今日もちこまれる材料の数によっては土日の両方仕事をすることになるだろう。