タンブラー100個に1色の曲面印刷、数量はそれほどでもないので、調子がでれば1時間もかからずに終わった。しかしセットするまでに2-3日いろいろ悩みが続き、印刷はあっというまに終わってしまう。200個あっても300個あっても半日もかからないで終わっていたであろう。
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明日は曲面印刷
明日は通常とは異なる難しい印刷の日になる。タンブラーに名入れ1色となるが、パッド印刷では入らない面積なので、曲面印刷で回して印刷することになる。これも私にとっては大いにうれしい仕事で、どこでもできる印刷ではない。
機械化とデジタル化が進み、今はどこの印刷会社でもインクジェットや大型の印刷機を構えているところが多いが、弊社は手刷りの手動ですべてをこなしている。手刷りと手動ならではの小技を利かせることもできるし、機械が壊れたからと言ってラインが止まることも無い。ましてや停電などあっても手動印刷なので何の問題もなく仕事を続けることができる。
何でも機械頼りよりは、全てを試行錯誤による手作業で調整、機械は所詮人間がつくるものであり、人間を超える機械というものはいつまでたっても出てこないであろう、と思う。機械を入れれば資金も償却もあるので、そう簡単に値段を下げたり調整もできない、専門のオペレーターまで必要になってくるが、手動印刷であれば設備投資やら運転資金も必要ない。
私は会社の規模は中小大に関係は無いと思っている。大企業が全て良いとも思わないし、その逆も正しいと思う。弊社等は超零細企業に入る自営業だが、他社には負けない強みをつくり、技術面では負けないよう日々努力をしていると思う。慢心な経営に陥ると会社等すぐ傾いてしまうのは身を以て感じたこともあるし、私はそうはなりたくはないと日々思いながら仕事をしている。儲かれば使う、儲かれば楽をする、という人間ではあたりまえのことをやってしまうと、資金なんぞすぐに枯渇してしまう。必要なところには必要なお金を使い、技術力を高める、フットワークを軽くする、柔軟性のある会社に育てたい、と思い今日も難題にとりかかることにする