ポリエステル素材に密着するインキは何種類かあるが、どの色をどれに使うかを考えなければならない。
特に白を印刷したい場合は白い素材に白というわけではなく、何かしらの色の素材の上に白を印刷する、ポリエステル素材はインクを吸いこむので必ず色が沈む=白が薄くなってしまう。
太いデータであれば重ね刷りをすれば解決できるが、それができないデータの場合もある。あとはメッシュを粗くし厚く印刷できるようにして適正なインクを選択すればよい。
今回はポーチで赤と青だった。赤には白色で、青いポーチには濃い青で印刷だったので、赤にはSG410コンクホワイトを希釈なしで使い、青にはSG740のインクを使った。
どちらのインクでもポリエステルには密着するので問題はないが、赤いポーチの白印刷を仮にSG740のコンクホワイトで行ったら白が沈んでいただろうと思う。SG410はある意味特殊なインクで単価もSG740より高い。粘り気の多いインクなので刷りにくいが沈みが少ない。以前ネオプレーンで使ったことがあるが、ネオプレーンは吸い込みが激しいので2-3回重ねてやっと白になったが、今回のポリエステルはそれほど沈みがなく1回で白が再現できた