印刷ブログ
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回転印刷(曲面印刷)

シルクスクリーンにて回転印刷を円柱状の物体に行う、それ程難しそうには見えない工程ではあるが、これがかなり難しい。

位置決め、治具、インキの希釈と印刷圧の全てが決まり始めて綺麗に印刷ができる。先日はサンプル依頼されていた2本のタンブラーに1色x2種類の工程を行った。あらかじめ版はできていたので、あとは治具と位置、色出しで終わったが、思ったよりスムーズに仕上がった。

ただしかなり細い線が多いので、インクの目詰まりが懸念となるが、量産するとなった場合これは特遅乾液を購入するしかないと思った。あとは細かいデータの修正を行えば版が綺麗にできると思う。

今日は引き続き別のスポーツドリンクへの回転印刷がある。こちらは毎年行われている自転車競技用のドリンクボトルだが、昨年と比較して本数が多いので今年は参加者が多い模様だ。景気が良くなっているサインなのかもしれない。
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急ぎの連続、しかしやらねばならない

昨晩は急ぎのバスフロント幕、ターポリンという素材に2色印刷が入った。こちらは先週から依頼があり、納期はある程度あったのだが、昨日になっていきなり最短で欲しいということになった。印刷は夜までやったので、あとは今日の午前中に仕上げる事ができるであろう

もう1件は某大手企業のボールペンに名入れ1色、一見簡単そうな印刷ではあるがロゴの大きさの指定があり、これがパッド印刷の許容範囲を超えている(120°以上)。一度はパッド印刷で試験をしてみたが、やはりうまくいかなかった。そこで曲面印刷(回転印刷)をおこなってみたら意外と綺麗に出たのでこれは問題ないであろうという判断となった。こちらの回転印刷も見てしまえばものすごくアナログな手法ではあるが、以前ボールペンにベタ印刷があった時に考案した方法で役にやっている。もう少し時間があれば工夫をしてそれ専用の機械を自作したい。

大手企業のロゴなので写真はNGだと思い、投稿は控える事にするが、以前いた業界のトップシェアをもっている企業のロゴだったのでなんとなく懐かしかった

丸いボトルに回転印刷

今週は忙しくなっている、嬉しい限りではある。先日は丸いボトルに回転印刷を行った。1色なのでこれも比較的慣れた物で、300本あったが昼に初めて夕方には全て終っていた。それまでのセットアップと調整で1日ほど試行錯誤したが、これもコツをつかんでいるのでスムーズに終わった

インキも希釈を多くすると回転印刷の場合はインキの流れと出が多くなるので、希釈無しでそのまま印刷を行った。

納品は来週27日、既に完成している。日本最速の回転印刷?とでも言えるのであろうか。。今日もフルで仕事をし、夜には東京へ仕事で出かける事になる。連休もそのまま仕事を続ける感じになりそうだが、仕事があることは嬉しい

bottle

今日は短めのブログになる

今朝からどうしても急がなければならない案件があり、ブログネタの写真撮影もあまり珍しい印刷ではないので、今日は短めにまとめることにしようと思う。

明日か明後日には2色印刷の曲面印刷サンプルができあがる予定だが、そちらはうまくいけばどんな感じで印刷しているのかの写真を含めてUpできたらと思う。全て手刷りなので他社のシルクスクリーン曲面印刷と比較すればずいぶん幼稚なやり方に見えるかもしれないが、印刷できた物をみれば皆どんな機械をつかっているのかと質問してくるくらいである。

コツをつかむまでが大変なアナログ作業ではあるが、そこがまた面白い。醍醐味があって面白くて毎日が楽しい

回転印刷を極めた?

先日のブログに明記したボトルへの回転印刷の試験がうまくいった。

ただボトルにわずかながら線があり、そこへのインキののりがいまいちであったが、これだけはどうにもならない。パッド印刷に切り替えればインキがのるが、そのぶんインキ厚が薄くなり、完成度が悪くなる。

スクリーン印刷の回転印刷で色が鮮明にのり、あとは回転させるボトルのへこみが気になったが、結局のところは空気を注入する特殊な機械がなくとも、コツさえつかめば問題なくきれいに印刷できることが判明した。

1本のボトルに透明なシールを貼り、10-15回ほど試験印刷を繰り返したが、これだという自分なりの方法を見つけたので、それを10回ほど繰り返したがほとんどすべてがうまく印刷でき、納得のいく結果となった。そのまま顧客に結果を見せ、はやければ来週には量産が始まるであろう。

しかしながらやはり2色の印刷にしてほしいらしく、下地にしろべたを印刷、その上に赤っぽい色を印刷することになるが、曲面印刷になるので製版を上手くつくり、回転する位置をしっかりと固定しなければずれてしまうであろう。

この実験は来週行うことにして、今日からは国外へ別事業の仕事で週末を兼ねて仕事をしてくる予定になっている