クラフトの米袋にシルク印刷、いつも刷っているので手馴れたものだ。今回は2色で重なりがあるデザインなので慎重にする。気づけば月末、明日からは7月だ。
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新米の季節
新米の季節になった、今の時点で米袋は間に合わない、メーカーに依頼したら納期が間に合わないと言われ、急遽弊社に。表と裏で特色の2色、これはメーカーも断ったのであろう。。 短納期に特色調合、手間を考えればグラビア印刷でどんどんロールで仕上げる仕事をやったほうがいいんだと思う。
弊社は手間暇かけて1つ1つ手刷りだ、手で刷った方が感覚がわかる。なんと説明すればよいのかわからないが、最近肌荒れが激しいので、調理後の皿洗いにはゴム手袋をするようにしている、そうすると本当に綺麗に洗えているのかがわからない。やはり素手で洗った方が油の落ちがわかりやすい、手刷りと半自動機の違いは、そんな感じかな?!
小ロットの米袋印刷サンプル
今日は新潟県魚沼産の米をいれる米袋数枚へのサンプル印刷をすることになる。
市販の米袋なのでシルク印刷で仕上げなければならない。枚数が多ければ業者に1反物で頼めるのだろうが、そうなると恐らく5000枚くらいになると思う。ほんの数百枚必要という場合はやはりシルク印刷の出番になる
以前もブログで書いたかもしれないが、最近農協JAの米袋を使わずに独自のデザインの米袋を作って自社販売をしている農家が増えてきていると思う。4-5年前には年に1件もなかった依頼だが、最近は年に数回でている。宣伝をしているわけではないので潜在需要はもっと多いとは思うし、皆さん米袋への小ロット印刷ができないとおもっているのかもしれない。
1枚でも5枚でも、シルク印刷でやれば可能です。お気軽にお問い合わせください
米袋にシルクスクリーン印刷
米どころ新潟県ということもあり、米袋に小ロットで印刷の依頼がここ近年増えている。
JAから支給される袋に詰めて売ればコスト削減なのかもしれないが、誰がどんなコメを作ったのかすらあまりわからない。それよりも店頭に並べられればどれも同じような袋で差別化が全くされていない。
中身がほとんど同じようなコシヒカリであればあとは値段だけが勝負となるが、それでは生産者として面白くは無いと思う。もちろんJAに出せば買い取ってもらえるという安心感もあるが、いったい何のために苦労をして栽培しているのかの努力が報われない
どういう米をどういい栽培方法で、何をモットーにしてどう食べてほしいのか?というある程度の説明やPRをして自分の栽培したコメを食べてもらおう、という農家さんが増えてきたのかもしれない。
新潟の日本酒もそうだが、どれも同じような瓶に日本酒を詰めてラベルを貼り、店頭に陳列していると全くの面白みが無い。変わったボトルに変わった印刷をすればそれだけで目立つことになるし、手に取ってもらえるかもしれない(買ってもらえるかは別として)
写真は米袋の裏側、説明書きと原材料表記。文字が細いので目詰まりが多いが、SG740インキを使えば目詰まりが少ない、その分インキの乾きが悪いので2-3日の自然乾燥をされなければならない
米袋にシルク印刷(続)
米袋の時期
秋の収穫、といえば新潟県のコシヒカリは今や全国的にも有名だ。しかしコシヒカリブランドに胡坐をかいてはいけないと思う。
最近になって増えているのが米袋印刷である。以前は農協の大きな30キロの袋につめて出荷すれば売れた時代ではあったのかもしれないが、今は米離れが多くパンに移行しているせいもあってか、米をユニークな袋やデザインの袋に入れて販売する傾向があるもようである。
4色多色というわけにはいかないが、よくある米袋に入れて販売するよりも独自のデザインで小ロット販売、が主流になるかもしれない。弊社には1色で100枚~500枚の米袋依頼が入るが、これもシルクスクリーンの得意な数量と色数である。
5kg~30kgの袋にいろいろなサイズがあるが、問題なく印刷はできる
商売下手?
時々思うのが私は商売が下手くそだなぁ、という事である。印刷案件でもなんでも、困っている人がいれば助けてあげよう、なんとかしようという心が騒ぎ、予算・費用度外視で案件を引き受けてしまう場合がある。
価格競争に陥って無理な値段で引き受けているわけではないが、先方の予算や適正価格?的なものから外れるような感じの場合は、正直にいくらでやればよいですか?と問いかけてしまう。そこであまりにも無謀な価格がでてきたら私としても足元をみられているのか利用されていると感じてしまうので、正直に引き受けることはできない、と断る様にしているが、今のところはそのような無謀な価格を言ってくる取引先はいない。幸いなのだろうか、なんなのかはわからないが、お客様は神様とは思わず、お互いパートナーとして共存共栄できればと思う気持ちで仕事にとりくんでいる。
仕事を出す方が偉いとか案件を持ってきている方が偉いなどという考えは私にはまったくなく、お互い50/50の立場でいるように常日頃思っている。逆に仕事を出しているから偉いというような態度が見受けられる場合は正直に断るか仕事を引き受けないように心がけている。直感なのであろうか、そういった場合は必ずと言ってよいほどトラブルに発展し、気持ちの良くない取引になってしまうからである。過去にも以前の仕事でもあったし、今の仕事でもあったので、経験?といってもよいのかもしれない(まだまだ未熟なのは重々承知しているが)
先日もある取引先様より米袋にカラー印刷ができないか?という電話があった。カラー分解の4色で印刷はやったことがあるので、問題ないと回答は差し上げたが、予算の話になった。当初はグラビア印刷を予定されていたそうだが、どうも出力後のイメージが気に入らないようで、なんとかならないか、という相談であった。4色のシルク印刷、それもカラー分解で枚数も5000枚程、そんなに安くできるわけでもないので、率直な価格を見積もったが合計にすると高い。私も計算したあとにそう感じたので、それではお互い無理のない価格でやりましょう、という何とも適当な価格、それもまだ幾らという金額も出していない、になった。それでもカラー分解のシルク印刷は面白くて仕方がない。最初は単に1色、2回目、3回目とだんだんと写真が再現されるような感覚で、最後の4色目を載せた時のワクワク感が何とも言えない。
今日もクリヤフォルダに2色のカラー分解で試験印刷があるが、こちらも早く仕上げたくて仕方がない状況だ。今日の午前は大ロットのメーカーさんのプラダン印刷をできるだけこなし、午後はクリヤファイルに試験印刷をしようと思う。明日も時間があれば仕事をしたいが、日曜大工で半日は潰れそうな予定になっている。